微生物ってなに?【KURKKU FIELDS vol.9 】


ドイツ発祥、世界中で砂漠の緑化再生のためにも使われている技法。
ヒューゲルカルチャーという微生物のはたらきを活用した畑をみんなで作りました。

空気中の窒素をギュッと取込み、
雨が降らなくても、
肥料を10年あげなくても、野菜が育つ、
なんと素晴らしい畑。

山や森の土の下には、糸状菌の集まりが層になって存在しています。

この層に、木や植物の根が絡み、木や植物は、糸状菌や菌根菌が遠くから運んできたエネルギーを吸収して成長します。

小さな、小さな微生物が、壮大な森をつくっている。

この構造を人工的に再現して栽培に利用するのがヒューゲルカルチャー。 

丸太、タケチップ、落ち葉、堆肥、土など、糸状菌がハッピーに暮らせる環境を考えました。

集中した協力的な行動で子供達だけで完成させた大きなこの畑、
どんなに美味しい野菜が育つのか、夏が楽しみです。

丸太から発見した沢山のクワガタの幼虫や赤ちゃんクワガタも手にのせて、「生きる」感じ嬉しそうでした。

お昼は、微生物(乳酸菌、麹菌、酵母など)のはたらきによって食物が変化し、人間にとって有益に作用する「発酵」を学び、ピタパン作りをしました。

体を動かし、頭と心を動かす、今回も子供たちの生きる力の種を植えられたように思います。
そして「学びとは?」と親御さんに課題をプレゼントできたかな、そうであれば嬉しいです。

ここは、自分を知り、
じぶんをつくり、
未来をつくる場です。

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