「教室を持たない、旅をする学校」沖永良部島プロジェクト!「サステナブルな社会」世界中のみんなの目標です。子どもたちの視点から発想する環境のあり方、生き方。

Future Me, Future Usは、
子どもたちと新たな挑戦を始めます。

「教室を持たない、旅をする学校」

先行プロジェクトVol.1 奄美群島
沖永良部島 おきのえらぶじま

私たち「Future Me, Future Us」は、「学ぶことは、社会につながること、発信すること」だと考えています。

その考えの実践として「教室を持たない、旅をする学校」という学びの場を作っています。

子どもたちが、各分野で実際にプロフェッショナルとして活躍している方々の生の世界観に触れ、より専門性の高い内容を学ぶことで、その知識を活かし、子どもにしかない無限の想像力をプラスすることで未来の可能性を常に創造していきます。

今の社会にある課題を、子どもたちの視点から未来に向けてポジティブに変換、発信、拡張していく学びです。



沖永良部島 おきのえらぶじまプロジェクト2023.03.30~2023.04.02
子どもたちが考える脱炭素、「一つの地球で豊かに暮らすこと。」

事前学習では、わたしたちの住む都会の「開拓しながら地球環境を守る」大きな挑戦を知りました。

そんな人間の知恵や偉大な取り組みを知識に入れて、島に向かいました。

島では自然の偉大さを知りました。

海洋ゴミが溢れている悲しいリアルも目の当たりにしました。

一所懸命みんなで海を綺麗にしました。

でも明日もゴミはやってきます。

マイクロプラスチックの恐ろしさをうじじきれい団が教えてくれました。

私たちがどうしたら一つの地球で豊かに生きられるのか、石田秀輝先生が教えてくれました。

ケイビングという手付かずの大自然を舞台に大きな遊びをしました。

「何もない」から最高の遊びをつくり出す、遊びとは、考えること、そして創り出すことだと知りました。

テレビ局の取材も受けました。

子どもたちはマイクを向けられ、今そしてこれから、自分にできること、私たちにできること、堂々と語っていました。

それは、今の現状を伝えたのではありません、これからどう行動していくか、地球の一員としてのポジティブな決意の発信でした。

沖永良部島のたくさんの島民の方が集まってくれました。

島にお友達がたくさんでき、おいしいエラブの食事、歌や演奏も聞かせてくれました。心がこもっていました。

コミュニティーとはなにか、優しさとはなにか、見える価値ではなく、相手に思いを差し出す勇気、本当の優しさに触れ、自分も優しくなりました。


子どもたちが時間を決め、緯度経度から場所を確認し、みんなリーダーとなったこの旅は、それぞれの中で何かが変わり、

何かが生まれ、地球の一員である役割を始めたような、そんな特別な旅だと感じています。

この沖永良部島の旅はまだ続きます、子どもたちが未来を豊かに生きていくために、子どもだからできることを発信していきます。

小さな冒険者たち!この島での貴重な体験を次の大きな好奇心へ繋げ!

※下段、子どもたちの決意の感想もお読みください。


二面性が見えるからこそ発想も生まれやすい

-Aizenくん- 6年生
沖永良部にはなんでもある。なんでもやってみる自由がある。東京にはきれいなビルがあるけど、慣れてしまって何も感じない。ディズニーランドにたまにいくと楽しいけど毎日は行きたくない。それと同じ。
人間が作ったものだから何も感じなくなるんだと思う。自然は違うと思った。作ってでた二酸化炭素をどうにかなくそうとしても、出たものを0にしようとするだけで、結局二酸化炭素を出すことは減ってはいないと思う。

一人で沖永良部に来て、早起きして褒められた。一人で時間を守れたら褒められた。毎日の準備を自分でしたことに褒められた。同じことをしても東京では褒められない。 いつもの暮らしは、自分ではきちんとやったと思っていても、やることがたくさんで、周りの基準を押し付けてくるから、僕のやったことは、周りからするとやっていないとみなされる。
でもそれはルールの中に生きているからだと思う。

沖永良部のルールはみんなが生きやすいためのルールなんじゃないかな。東京のルールは、人を制限するルールだと思う。沖永良部ではマスクを外せた。だって自由に発言していいと思ったから。 東京に帰ってからまたマスクをつける。どこも狭いし、ビルや人や何かがいつも近くにあるからマスクをつけないと狭い中にはいられないのかな。

沖永良部は楽しいと心から思った。 自然を守ることは、グランディールで教えてもらったことが石田先生の話でもっとよくわかった。 僕にできることはたくさんやっていきたい。沖永良部では僕にだってできることはたくさんあると思った。でも東京に帰ってきたらできることが少ないと感じた。どうしてだろう?

-Yutarouくん- 5年生
出発の日どんな事が始まるんだろうとワクワクしていた。村松先生の話からふつうの旅行ではないとわかっていた。 海にダイブするのが少し怖かった。

ガジュマルのみきから糸のようなひげのような”しめころし”という枝。 そこまでして生きるために努力しているんだなと思った。
マイクロプラスチックは魚が食べると死んじゃうし、その魚を人間が食べるんだということに、ビーチクリーンをしてよく理解出来た。

海洋ゴミを捨っていると、船に使う、浮きも流れてゴミになっていた。それを石田先生の家では入口の飾りになっていた。
ゴミは工夫すればオシャレにもなるとわかった。循環はグランディールでもやっていたから、石田先生の話がよく理解出来た。

疑問はプラスチックは環境を壊しているけどプラスチックの代わりに木を使うことも結局 自然を壊しているんじゃないか?
僕が出来る事は、欲しいから買んじゃなくて、必要だから買うことにする。

人間が作っている遊び場と自然が作っている遊び場だと魅力も迫力も豊かさも違う。 楽しさにビックリするほど差があった。 西原で自分の遊びを作った。何も無いところから遊びを作ることは難しいと思った。

作られた遊びは指示やルールがあるけど、自分で作る遊びは何もないところから作って自分たちでルールを決めて作っているから達成感を感じると思う。
島の人みんなが協力して楽しませてくれた。こんな嬉しい経験は今までにない。 楽しませてもらったから今度はぼくが楽しませたい。

また村松先生や友だちみんなと行きたいと思った。 沖永良部を綺麗にするために協力したい。

- Torataくん- 中学2年生
My Impressions of Future Me, Future Us Okinoerabu Project
For this trip, I rode my bicycle all around. Overall, this trip was fun, but not only was it fun, I also learned something by coming here. First of all, I had seen people using plastic and seeing it floating around in the sea in pictures before, but I was surprised to see it in person in Okinoerabu.

When I returned to Tokyo, I began to think about what I can personally do to help solve this issue. I thought about how you have to spread the word. Share the problem to everyone. If I hadn't gone to Okinoerabu Island, I would probably still be using plastic.

Furthermore, in Okinoerabu, there was a large amount of fishing gear used by fishermen. The gear ends up floating in the ocean moved around by the flow of typhoons, ending up on the beach. Although I can make fishing gear that can dissolve on itself in the sea, it costs a lot, so I thought that was also a problem.

- Y 様-
改めて、沖永良部4日間の旅、本当にありがとうございました。
事前授業から始まり実際に旅が始まる前からこのプロジェクトがスタートしていました。 親子で徐々にスイッチが入り地図を手にして益々気持ちは高まり、空港で先生が真剣に子供達へ語りかける姿を見てこの旅では絶対に大切な何かを手にする事が出来ると確信しました。

広い空と綺麗な広大な海と島の人達の温かい気持ちに、感謝しても仕切れません。

海洋ゴミ問題のリアルを目の当たりにして、子供たちにしわ寄せがあってはならないと思ったし、そのしわ寄せが将来の子供達を脅かす物であってはならないと、何とかしなければならない問題なんだと強く思いました。

当たり前の「物を大切にする事」 当たり前の「無駄遣いをしない事」
当たり前の「食べ物を残さない事」 たくさんの「当たり前」をもう一度みんなで確認して実行して行く必要があると思いました。
これからの生活の仕方が少し変わりそうです。
シンプルに生きようと思いました。 あれこれ物に溢れて過ごすのではなく少し不便でも工夫したらどうにだってなる。 ちょっと不便なくらいが丁度よいのでは?
そんな生き方が大人になった私にとっても実は楽なんじゃないのだろうか? と思えました。

流行りや情報を知る事は大切だけど自分の軸を崩さない大切さ。石田先生がおっしゃっていた「他者と比較して生まれる苦しさ」から解放できる秘訣なんだと思います。
これからも親子で視野を広げて考えて行動して行きたいと思います。

そして村松先生や石田先生のように将来を見据え子供達の事を真剣に考えて投げかけて語りかけて下さる方々の存在が心強く、今回参加した6人の子供達だけじゃなく1人でも多くの未来ある子供たちへどうか届きますように...と心底思います。
まずは近くにいる私たち大人が変わらないとですね。たくさんたくさん語りかけます。

この4日間で我が子の変化も感じています。 この旅では子供たちの「ありがとう。」がたくさん聞けました。靴もきちんと揃えます。 帰って来てからも家族以外への「ありがとうございます。」の声の音量が大きくなりました。

内気で消極的で自分の意見をいつも濁す長女。 マイクを持ってはっきりとした口調で自分の考えを堂々と言っている姿には感動しました。
決して語録が多いわけじゃない1年生の次女。 知っている言葉で相手に一生懸命伝えようとカメラの前で取材の方のマイクに片手を添えていたシーンは一生の宝物で す。

こうやって1人1人にスポットライトを当ててくれる村松先生には感謝しています。 たくさんの我が子の良いところや得意な事を伸ばそうとして頂きいつも背中を押して頂きありがとうございます。母親として自信も持てます。

これからの村松先生が描く「教室を持たない、旅する学校」を楽しみにしています!! これからの子供たちの未来が希望で溢れますように!

- M 様-
ビーチクリーンに参加できました事は、10才児の孫にとっても、祖母の私にとっても 地球の環境問題を身近に考え、共有して行く事の大切さを知る貴重な体験となりました! マイクロプラスチックを見るまでは他人事の様に感じておりましたが、実際にピンセットで摘まんでみて、これらが魚 等の体内へ入ってしまう恐ろしさを肌で感じ、海洋ゴミの種類と量の多さにも驚愕致しました。

社会に貢献する小さな責任感が、10才児にも芽生えるきっかけとなり心より感謝しております。 それを率先して行動している『うじじ・きれい団』の方々の心が何よりも1番綺麗なのだと確信致しました。 かけがえのない地球、海を守るために、私共が出来る事に向き合い、微力ながら1つずつ取り組んで参りたいと思います。ありがとうございます。

『地球の為に出来る事』 海洋汚染を目の当たりにしましたり、石田先生にレクチャーして頂き、改めて以下のことを再認識致しました。

1エコラベルの付いた商品を購入する 2ペットボトルを使わない
3エコバッグを持参 4マイボトル、マイ箸、詰め替えボトルを使用
5ゴミを極力出さない、レジャーでのゴミの持ち帰り 6プランターで家庭菜園
7近場の海へ出掛けてビーチクリーン(神奈川県から始めてみようと思う)
8衣類のリメイク、交換(サイズアウトした靴は、西武デパートを通してザンビア共和国へ送っています)
9研磨剤含有の歯磨き粉を選ばない(マイクロプラスチックの素になるそうなので)

この様な小さなエコ活動を他者にも共有し、行動して行きたいと思います。

- T お父様-
沖永良部島に着いたその時から「せっかく離島に来たんだから、時間の使い方を意識して行動してみよう!」自転車移動を選んだのもその為です。車や電車や飛行機では味わえない、自力で動くからこそ、時間の感覚も自分次第になれる!と思いました。そして、私達親子にとってはとても良かった事でした。

なぜ?時間をピックアップしたのか? これは普段都会に住んでいて意外と忘れがちな価値観だからです。何故なら私達都会人は、起きてから寝る直前まで、 余りにも「こなすべくタスク」が多く、時間を自分ではコントロール出来ない状態で、日々セカセカ生きています。

要はタスクに時間配分を支配されてます。(私はiPhoneに支配されてます笑) ただ、その方が楽な生き方とも言えます。タスクをこなしていけば良いのですから、忙しさにかまけて、何かゼロイチを物事を考えたり、作り出したりし辛い環境とも言えます。
話を沖永良部島に戻します。

空港に着いて、目的地まで自転車で移動し、葉っぱと海しかない景色を眺め、植物の種類に気づき、廃屋に気づき、色んな人に会い、色んな人と話をしました。それが出来る時間が我々に与えられてました。
そんな時間は都会では有りません。許され無いと言って良いでしょう。

島ではそんな贅沢な時間がやっぱりありました。どっちの道が良いのか?間違っても自転車で行ってみる。案の定、突き当たり。こんな無駄な動きを出来る時間がとても有意義で、その時間は、脳味噌がフル回転してました。

親子で考えながら道を選び、進んでいく。時に農作業中の島の方に道を聞いて引き返したり、情報を一つづつ取りながら進んでいく感じが、物事を考える上での脳にとても刺激的でした。

それと、これも忘れてはなりません。「島の人はとても考えている」という事。島には何にも無いから、何かを生み出さなければなりません。この何も無い不自由な環境こそが、とても刺激的でした。

島の人は“元気”です。これはhealthの事ではなく、brainsの事で、Entertainmentの事です。面白いことを常に考えているな!
人を満足に幸せにさせるにはどうすべきか?を日々考え、打合せ・会議をしている結果が所々に出ていました。洞窟探検や、海のプール、ビーチクリーンなんて最たる物です。そこを島以外の人が楽しんで参加出来る仕組み作りが素晴らしかった。刺激的だった。

さて、島から離れて約2週間が経ってます。都会での日常は前と同じく僕らに押し寄せてますが、所々で「考える時間」のアラームが鳴ります。 これは僕と息子にとって、大切にしていきたい感覚です。

そしてまた、沖永良部島に行き、チューニングしにいきたいと思います。

- N 様-
今回の旅は、一時的なレジャーの楽しさとは違い、練られたプログラムに参加できたからこその学びと体験の連続で、 親の私も息子と同じで初めての体験ばかり、後々もふとした時に親子で対等に記憶とその時の感動を話せて、今とこれからの生活に活かすことができるのが、普通の旅とは全く違うことです。

息子の感想を読んで、こんなに色々と感じていることに正直びっくりしました。 手つかずの自然と関わる人によって、これだけ刺激を受けて学んでいくのだということを実感しました。

東京でのいわゆる認知能力一点に過熱する教育に違和感を覚え、他の事他の道を模索して親として試行錯誤する日々ですが、大事な大事なことを体感できる旅となり、一筋の希望の光が差したような気持ちです。

このプロジェクトを考えに考えて実行してくださった方々に、心から感謝しております。 ありがとうございました。


石田秀輝先生より

”情報がないこと、だから自分で考え行動する、その繰り返しが非認知教育の原点です。それが自分の価値観をつくり、他者と比較することによってのみ生きる苦しさから解放してくれます。”


石田秀輝氏:地球村研究室 代表・東北大学名誉教授・サステナブル経営推進機構理事長・酔庵塾塾長・ものつくり生命文明機構理事




沖永良部は鹿児島県の離島です。
世界的にも珍しい隆起サンゴ礁によってできた美しい島。

熱帯の花々が咲き誇り、島内には300余りもの鍾乳洞が点在することから“花と鍾乳洞の島”としても有名です。
環境省の脱炭素先行地域26地区にも選出され、環境を守るため、アイデアが溢れたお手本の島です。

島全体がパワースポットと呼ばれるこの島で、親子で力を合わせて探検隊となり、地球を守っていくこと、しっかり理解し、行動しました!
そして、この島だからできる”何もない”から最高の遊びを創りだしました。

子どもたちが自分の力で未来を築いていくために、たくさんの専門家と協力者がこのプロジェクトに知識や力を注いでくれました。
そんな大人たちのエネルギーや温かみから、子どもたちと親御様が未来に向けて感じ、決意をしました。

与和の浜(ヨワヌ浜)
白浜と美しい珊瑚礁が広がるエメラルドグリーンの海。
海亀の産卵が見られるビーチとしても有名です。
プライベートビーチのような静かなこのビーチに降り立ちます。

西原海岸に向かいます。
美しすぎるこの浜にも海洋ごみが世界中から流れてくる。

珊瑚礁に囲まれたこの島の豊かな自然と美しい景観に愉悦し、毎日拾っても漂流してくるゴミ問題のリアルを受け止めます。


”何もない”が最高のなにかを創りだす。

沖永良部島は隆起サンゴ礁の島なので、ハブが1匹もいません。ビーチサンダルのままでも、安心して森の中に入っていけます。
目の前には遠浅の静かな海が広がっています。この大自然がむき出しの森、この何もない場所から子どもたちは”最高の遊び”をクリエイトします。


大自然が作り出したプールにダイブ

この大自然のプールにみんなでダイブ。
運が良ければ海亀に会えるかもしれません。


学びもしっかりと:

きれいな海で泳ぎたいから!その思いで海の環境を自分たちの力で守ろうとしている子どもたちと交流します。


島の不思議に触れられる場所にたくさん行きます。
フーチャは琉球語で“吹き上げる”という意味で、断崖絶壁と侵食でできた潮吹き洞窟です。
子どもたち、そして大人も共に感性を研ぎ澄ませる冒険に出ましょう!

沖永良部には110以上のビーチが点在しています。
島の近海にはアオウミガメ・アカウミガメ・タイマイという3種類のウミガメが生息しています。2月から6月の満潮の頃、浅瀬に海藻を食べにくるアオウミガメを多数見ることができます。


勇気ある探検隊にはさらに大きな冒険もご案内します。

沖永良部島は夕日で有名です。
代表する夕日の絶景「半崎」。

遮るものは一切なく、どこまでも水平線が続き、美しすぎる絶景が広がります。


宿泊:沖永良部コチンダホテル

コチンダホテルは、建物の真ん中にはガジュマルのパティオがあり、癒され、島の魅力を存分に感じられる素敵なホテルです。親子の会話もそして学びの振り返りもこのパティオで優しい気持ちで語り合いましょう。
お部屋も天井が高く、素敵です。

対象:小中学生 (自然や探検が好きな幼稚園生はご相談ください) 親子関係が深まる大冒険です!

日程:  3月30日から4月2日 2023

ここは、自分を知り、
じぶんをつくり、
未来をつくる場です。

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